- 10月
- 2024年11月
健康経営に関する取り組みの一環として、10月21日(金)に第12回衛生講話を実施しました。第12回目のテーマは「メンタルヘルス セルフケア・ラインケアについて」です。
ストレスを感じている労働者の割合はどのくらいだと思いますか? 厚生労働省の調査によると、50%以上の人がストレスを感じているようです。
そのストレスの原因は多い順に、
- 仕事の量 43.2%
- 仕事の失敗・責任の発生など 33.7%
- 仕事の質 33.6%
となり、仕事の質よりも量がストレスの原因となっているようです。
職場におけるメンタルヘルス対策として、4つのケアがあります。
- セルフケア = 労働者が自ら実施
- ラインによるケア = 管理監督者(上司)が実施
- 事業場内産業保健スタッフによるケア = 産業医、保健師などが実施
- 事業場外資源によるケア = 事業場外の機関・専門家によるケア
このケアの中で最も大切なのが「セルフケア」です。自分にストレスがあることに気付き、考え方を変え、対処するのが非常に重要です。
「あの人メンタル強いよね」と言われる人がいるかもしれません。ですが、一定のストレスを与えられると誰でもメンタル不調を来す可能性があるそうで、メンタルが強く見える人だからといって、何を言われても大丈夫なのではありません。こういった人は、セルフケアがうまく、ストレスと上手に付き合うことができている人なのです。
トリニティでも10月にストレスチェックを実施しましたが、ストレスチェックの目的は3つあります。
一次予防:メンタルヘルス不調になることを未然に防止する。
二次予防:メンタルヘルス不調を早期に発見し、適切な対応を行なう。
三次予防:メンタルヘルス不調となった労働者の職場復帰を支援する。
自分のストレスに気付きセルフケアをすること、つまり一次予防がストレスチェックの一番の目的です。
では、セルフケアによるストレスマネージメントはどうしたら良いのでしょうか。
リラクゼーション
心が緊張すると頭皮の固まりなどにもつながるので、呼吸を整えて精神的にリラックスするだけでも、馬鹿にできない効果があるそうです。
適度な運動
適度な運動をしている人は、運動をしていない人と比べると鬱になるリスクが半分になるそうです。ポイントは、習慣化し定期的に運動をすること。理想は1週間に2時間以上の運動。
そして産業医よりおすすめがあったのが、たんぱく質を積極的に摂取することです。たんぱく質というと筋肉を付けるイメージがありますが、それだけではなく、幸せホルモンであるセロトニンの材料にもなるそうです。セロトニンが不足すると鬱になりやすくなります。
快適な睡眠
睡眠の重要性については、睡眠改善インストラクターであるしゅんさんがブログでたくさん説明してくれていますが、やはり睡眠がちゃんと取れていないと鬱の発症率が高くなるそうです。
自分はショートスリーパーだ、という人がいますが、大人になってからショートスリーパーになることはなく、幼い頃から習慣的に睡眠時間が短い人でない限りショートスリーパーな人はほとんどいないそうです。睡眠不足を感じていないだけで実際には慢性的に睡眠不足である可能性が高いそうです。
認知行動療法
考え方の癖について妥当性や有用性を考えることです。ほんとうにそうなのか、そう考えることによってどうなるのか? を考えることが大切で、考え方を変えると、同じ事象でも結果が変わることがあります。
気持ちがポジティブになるすぐに始められる簡単な行動を少しずつ増やし、辛い気持ちを少し楽にしていく「行動活性化」という方法も有効です。
心の病気は身体の病気と同じで、早く気づき早いうちに治療を受けた方が早く治るので、早期にメンタルヘルス不調を発見してケアすることが大切です。
ストレスとうまく付き合うために、自分に向いたストレスマネージメント方法を見つけたいものですね。
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このブログを書いたスタッフ
ヴァイスプレジデント
ふみか
あまり表に出てくることはありませんが、あれやこれや裏でトリニティを取り締まり中。にゃんこと枝豆をこよなく愛し、モフモフに囲まれた穏やかな生活を夢見ています。。
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